オリーブのスプーンに誘われてーグリーンウッドワークー

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2月初めの日曜日
この黄色の椅子が完成しました。
まさか椅子を作るなんて。
思ってもみませんでした。

 

 

 

 

あれはもう4.5年前のことでしょうか。

一宮市のお客さまの剪定で
オリーブの枝をはずしました。
1年後にお伺いしたら
その枝はステキなスプーンになっていました。
「乾燥させて1か月してから削ったんだけど
大変だったよ!固かったよー」とご主人さま。
確かにオリーブはまな板にするくらいだから固いだろうな。
乾燥した木は薪にするとき割りにくいから
そりゃ削りにくそうだな。と思いました。
でも枝から何かを作るのは楽しそう。

 

今年に入って
岐阜の森林文化アカデミーの記事の中に
グリーンウッドワークのことをみつけました。

グリーンウッドワーク?
なにかな、これ。
と読み進めていくと
生木からスプーンやお皿をつくるウッドワークのことでした。

生木?乾燥してない木で作れるの?
割れや反りは大丈夫?

だって知り合いの木工作家さんのところには
巨大な乾燥室があったし
木材は乾燥して使うのでしょう?
でも生木から作れるなら
あのオリーブのスプーンはもっと作りやすかったかも。
そして切ってすぐ作れるなんて
手軽でいいな。

 

もっと記事を読み進めていくと
1年間の講座があり、
その名も「グリーンウッドワーク指導者養成講座」。
指導者とまではいかなくても
お庭で切った枝を使って何か作れるなら
喜んでくれる人いそうだな。

家族に相談すると
おもしろそうだから行っておいでよと

背中を押してくれました。
それで6月からひと月またはふた月に一度の

講習に通うことにしました。

 

 

木工初めての私にもよくわかるように
講座が進んでいきました。

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グリーンウッドですから
材料は森から切り出します。
(前もって切ってもらったのもあります)
切り出した枝を割ったり削ったりして
椅子の上にもありますが
イタヤギツネと呼ばれる民具や
大宰府天満宮ゆかりのキウソを作ったり

 

 

 

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念願のスプーンづくりや

 

 

 

 

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木の皿も!

 

ウッドワークに必須な刃物の砥ぎも
一日かけて実習しました。

 

あるときは森に入って
木を見たり
切り出したりと
毎回わくわくな内容でした。

 

 

そして最後は椅子づくり。

 

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今年は栗で。昨年はエゴノキでした。
一抱えもある栗の材木を割っていきます。

 

 

 

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そして削り出し。
前脚と後ろ脚、そして背板の部分です。

グリーンウッドワークは
もともと森の中で行われていたので
基本的にすべて手作業です。
割るのも削るのも電動工具を使わず
手!のみで作っていきます。
こんな細い材料なのに
元の丸太はとても太くて
ここまで削るのかあと
遠い目になることもしばしば。

 

 

それでも最後の日には
形ができてきて

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座面を編み
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完成することができました!
やった!

 

椅子は合計5日間かかりました。
丸太からこんな素敵な椅子ができるなんて
本当にうれしいです。

講座は程よいスピードとわかりやすい説明で進められました。

作業をまず見せてもらい
実際やってみる。
途中途中で手を休めて
次の作業の説明を聞く。
安全に作業するために気をつけること
トラブルの対処方法。
作ることはもちろん興味深いことでしたが
私たちを導いてくれるその手段を見るのもまた
楽しいことでした。
興味を引く本や道具の紹介。
休憩時のコーヒーや甘いもの
宿泊時の夕食や外食など
どこまでも心あふれる時間でした。
ありがとうございました。

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みなさんの椅子。
並ぶと壮観♪

 

 

あのひとつのオリーブのスプーンが
椅子を作るところまで導いてくれたのだなあと
しみじみと思います。

 

植物からはずした枝を
手を使っていとおしいものにしていくことの
ハードルが低くなったような気がします。
まずは木でものを作ることを

日常に落とし込む環境を作ってみようかなと思います。

■グリーンウッドワーク指導者養成講座@森林文化アカデミー

講師:久津輪雅先生 加藤慎輔先生
スタッフ:森林文化アカデミーの生徒さん 講習会卒業生の皆さん

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