2つのおおきなこと ーセミナーと「水庭」ー

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5月末は

ingreenにとって
大きなことが2つありました。

 

一つはセミナー。

5月27日土曜日
大名古屋ビルヂングにてセミナーの講師を担当しました。

 

大名古屋ビルヂング10Fの
ラシクラス(トヨタすまいるライフ様 トヨタホームリフォーム様)で
SALON ル・パサージュ という
暮らしをワンランクアップするアラカルトセミナーがあります。
テーブルコーディネートや料理・収納など様々な講座が12講座あり

そのうちの

第4回目の講師をさせていただきました。

セミナーは
庭から くらしを整える
と題して
自分らしいガーデンリフォームのコツをお伝えしました。

パワポを使って今までおつくりした庭や

わが家の庭の様子を見ていただいたり。
庭から花を取ってきてみていただいたり。
質問も多くいただき
あっという間に時間が過ぎました。
参加した方々には喜んでいただけたようで
ほっとしています。

 

ご紹介くださったWさんや
全体のコーディネートをしてくださったMさんには
本当にお世話になりました。
ありがとうございました。

 

 

 

 

セミナーを終えて2日後

もう一つの大きなこと
「展示会」がありました。

 

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場所は 愛知県北名古屋市 曹洞宗鹿田山仁昌寺

ギャラリー凜主催
「第6回 日本の伝統工芸」

 

 

展示されたのは

 

愛媛県砥部

砥部焼の名工 白潟八州彦先生の白磁
京都12代藤林徳扇先生の絵画・和服
藤林徳也先生の絵画・和服

 

その中にingreenの水のオブジェを入れていただきました。

白潟先生との合作です。

 

 

 

 

白潟先生は先月NHKの「美の壺」にも出演され
代表作は「命の碧い星」というろくろで製作された地球儀で
スイスの国連欧州本部や

アメリカのJFケネディセンターなどに収蔵されています。
砥部焼の名工です。

 

 

3月に砥部を訪れ
白潟先生の工房をお伺いしました。
窯から出されたばかりの白磁を拝見し
その美しさに息をのみました。
形も曲線も本当にきれいで
神様ごとに使われるような

清らかさと厳かさが備わっているように感じました。
今回はその白潟先生の鉢に水の動きを添えたオブジェを制作しました。

 

 
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「水庭」

ホタルブクロの奥の白い鉢。
その鉢に細い水の流れが注ぎます。
周りには白砂利・苔・若松
小さな庭です。
それらは桐の箱の中に納まり
箱の前に座ると
ちょうど目線のところで水が落ちていきます。
水の音はまるで水琴窟のような響きがあります。
ずっとそこにいてみていたくなります。

「水庭」と名付けました。

 

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もう一つ作りました。
こちらは水が湧き上がってきます。
水は鳳凰のいるところから下に流れていきます。
上のものよりコンパクトで
卓上におけます。

 

 

実は水の流れるオブジェは

結構オーダーをいただきます。

 

お客さまで中国の方のビルに庭を作ったとき
必ず水を入れるように
そして水はとどまっているのではなくて
絶えず動くものにしてほしいとおっしゃいました。
昨年植栽をしたカフェも
水の動くオブジェを入り口に配置していました。
水の流れは

人やご縁 お金などのよい流れを導くといわれていますから
会社関係や店舗 個人邸の玄関先などに置く方がいらっしゃるのです。

 

 

 

ギャラリー凜のオーナーで
私の20年来の友人の山田聡子さんから
白潟先生の鉢を使って水のオブジェを作りたいと
前々からご相談を受けていました。
私も白潟先生の鉢で作ることができるなら
それはとてもうれしいことと思っていました。
今回それが実現できて感無量です。
聡子さん

機会をありがとうございました。

 

 

創作には
いつもお世話になっている職人さんや
彫刻家の方の力を大いに借りました。
若い方の力を借りながら
表現できたこともよかった。

 

 

 

大きな「水庭」と小さな「水庭」。
大きなほうはレンタルにしてもいいねという案も。
なるほどそれもいいかもです。
小さなほうはエントランスに玄関先にリビングにと置くことができます。
暮らしの中に水の音があるのも
ステキです。
置くタイプでなくても
庭の中に水の動きを入れるのもおすすめです。
職人さんとこれからそんな庭を作っていきたいねと話しています。

水のある庭
水の音のする庭

よくないですか?

 

 

 

白潟先生
よくぞingreenに鉢を預けてくださいました。
心から感謝をしています。

 

 

 

そしてもう一方
12代藤林徳扇先生 徳也先生。
京都に代々受け継がれる織と染めの名工です。

こちらは絵画や和服が並びました。
絵画も織物も繊細で
何度も見ていて

そのエネルギーの強さに気がつきました。
複雑な文様とその繰り返し
文様の一つ一つに意味があることを

徳也先生が教えてくださいました。

 

着物も織のすばらしいこと
手触りのよいことその強さ
ため息ものでした。
日本の文化に触れることができ

近くで見せていただけたことが
ありがたい。

 

 

徳也先生は
ハワイ在住ですが
今回の展示には3日間とも在廊され
お話しする機会をいただきました。
そのエネルギーそのパワー
こんなに強いエネルギーのある方は
なかなかいらっしゃらないです。
そして温かくておおらかで
実行力がある。

すばらしいな。

ご一緒できて
本当に光栄でした。

 

 

 

日本をよく知っている方たちが
そのよさを世界に伝えていけるのだ

とも思いました。

日本から世界へ。

 

 

 

 

セミナーも展示会も
ingreenにとって今までと違う流れを作ってくれました。

どちらの流れも
いい気が流れているように感じます。
気持ちのいい流れを感じながら
目の前にきたことを選んでいきたいと思います。

2017-06-03 | Posted in ingreenの庭しごと, おもうことNo Comments » 

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