日本の文化を知りたい 1 / 河文と盆栽と着物

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扉をくぐったとたん
その美しさに息をのみました。

愛知県名古屋市の料亭 ’河文’ の玄関です。
河文は創業400年の名古屋の老舗です。

 

 

今年は

「日本の文化を知る」

を目標の一つにしました。
日本の文化はもともと興味があったのですが
昨年から不思議なことに
ご縁が深くなってきているのです。
ご縁があるならそういう流れなのでしょう。
日本が育てた文化を知りたくなってきました。

せっかくですからインプットしたものは
こちらでときどきシェアしていきますね。

 

 

 

 

初めは河文です。

 

この河文を

なんとおかみの説明付きで

建築を拝見することができる!

というイベントが
昨年末にありました。

(大ナゴヤ大学主催)
そうか。京都に行かなくても名古屋にも!
とわくわくして
年末に予定していた
京都日帰り旅行をこちらに変更して参加しました。

 

 

河文の始まりは
名古屋城築城の際
清州越えで移り住んだ河内屋文左衛門が始めた魚屋です。
魚屋さんがここまでになっていくのは
ドラマがありそうですね。
どんなドラマがあるのか妄想してしまいます。

 

明治以降は中日本随一の迎賓館とうたわれ
伊藤博文・吉田茂・田中角栄
ミッテラン元仏大統領なども訪れています。

 

建物は登録有形文化財になっていて
母屋は 篠田進・川口喜代枝による数寄屋建築
谷口吉郎が中庭と水鏡の間を昭和46年に
その後彫刻家流政之が流れ床の庭を作っています。
のちに小坂竜改装。
料亭は部屋ごとに説明があり
新用亭 用々亭 那古野の間など
見どころがよくわかりました。

 

 

 

 

 

 

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坪庭は松尾流の家元(10世)不染斎作。
常緑植物の多いしっとりとした風情でした。
灯篭や石遣いが気になります。
こちらの井戸は名古屋城に通じていて
事が起こったときの
逃げるための道になっているとかいないとか。

障子に移る柳も美しいですね。

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本来料亭は人に合わぬよう密談するのも
目的の一つですから
顔を合わせづらいように迷路のような
構造になっています。
説明してもらいながら
各部屋を回れるなんて

本当に貴重な体験でした。
今回は写真公開もおかみ了承済みですが
ほかの料亭さんや今回以外の河文さんでは
ご法度ということでした。
今年年末もまた同じような企画があるようなので
ご興味のある方がいらしたら
ご一緒しませんか。
今度は着物で参加したいなあ。

 

 

 

 

 

 

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吹上ホールで行われる
銘風盆栽展も見に行きました。
数年続けている盆栽教室で訪れる展示会です。
この時期に展示会をするのは
落葉樹なら葉が落ちて
幹や枝の様子がよくわかるからだそうです。
初めて見に行った時は
どこを見るのかさっぱりわかりませんでしたが
先生の説明を聞いたり
足を運んでいるうちに
自分でも好きな盆栽の形がわかるようになりました。
名前が 松田 だけに
松には注目します。
これはきゅっと締まって
太い幹もよく見えて
いい形だなあと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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1.2月の比較的時間がとりやすいこの時期に
着物に触れる機会を作ることにしました。
これはお友だちの
ギャラリー凜主催の教室に参加した時の

メモ書きです。
先生は昌子さん。
80歳を超えてもなお美しい昌子さんの
着物合わせがとても刺激的です。

着物は関わる人によって
見方も選び方も様々なことがわかりました。
今はいろいろ触れる時期。
その中から盆栽のように
好きな方向が見つかるといいなあと思います。

 

 

 

 

 

 

日本の文化に触れたいと思ったのは
その奥深さにも興味が尽きないのですが
関わる人がとても魅力的なのです。
年齢を重ねるほど
円熟味が増してくる。
それがまたいいなあと思うのです。
年齢を重ねるってすてきなこと。
これから先に見えてくる景色はどんなだろうと
ドキドキしています。

 

 

和の庭
石の庭
盆栽
着物
伝統的な決まりごとはありますが
その上での新しいアイデアや軽やかさを
品よく楽しく付け加えていくというところが
似ています。
見たもの経験したことは
みんな体に入ってきて
私自身を作っていく気がします。
きれいなものやキラキラしたもの
いいなあと思うものが
私の中に入ってきますように。
そしてよいアウトプットができますように。

 

あ、これingreenさん好きかも
ということがあったら
お会いした時にぜひ教えてくださいね。

 

 

2018-01-12 | Posted in 日本の文化 和の暮らしNo Comments » 

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