2018年にむけて
新年あけましておめでとうございます。
明るく穏やかな三が日でしたね。
今年もよろしくお願いいたします。
今年は裏庭の白梅のつぼみがいっぱいついています。
これから寒の入りだというのに。
冬の中の春。
きりりとした寒さの中の固いつぼみを
すがすがしい気持ちで眺めました。
今年はどんな一年にしたいかを
お話ししたいと思います。
まずは2017年を振り返ってみますね。
1. 2017年を振り返って
2017年は前年の流れをさらに加速させるような一年でした。
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2016年初めに東区代官町で約1年企画運営していた’日陶連マルシェ‘を
にっとうれん部に引き継ぎ
(その後日陶連マルシェは休止
現在はEnne-Nttourenとしての活動準備中です。)
同時に丸の内のGallery White Cube Nagoya Japanとの共催していた
‘小さな鳥のスバコ展’を3回をもって終了しました。
どちらもあの時にやってよかった活動でした。
この二つの活動でingreenの目が外にぐっと開かれたと思っています。
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その後再び、作庭と庭の手入れに専念しました。
すると作庭のご縁がつながり
思わぬ多くの庭に携わることができました。
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昨年2017年は前年の流れを受け継いで
気がつくと
作庭20件以上
個人邸や店舗さまの庭の手入れ50件以上を承っていました。
作庭は2.3日でできるもののあれば
大きいものですと1か月以上にわたるものもあります。
それぞれに合うデザインと進め方・施工方法を
その都度考えていきました。
おかげさまで満足のいく庭つくりをさせていただき
うれしいお手紙や言葉をいただきました。
ありがたいことだとつくづく感謝しています。
手入れは1回/年のところもありますが
ほとんどは2~5回/年
多いところは10回以上入らせていただくところもあります。
その中で
その植栽管理方法を3年かけてノウハウを整えた
ぎふ綜合健診センター屋上の年間管理は財産でもあります。
手入れにはほとんどが長期にわたって入らせていただけて
ほんとうにうれしく思っています。
尊敬する職人さんたちやスタッフさんのお力を多分にお借りして
おかげさまで年内に終わることができました。
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作庭や手入れ以外では
5月末にギャラリー凜さんの展示会
「第6回 日本の伝統工芸」に参加。
愛媛県砥部焼の名工 白潟八州彦先生の白磁
京都12代藤林徳扇先生の絵画・和服
藤林徳也先生の絵画・和服
その中にingreenの‘水のオブジェ‘を入れていただきました。
白潟先生との合作です。
伝統の技に触れ、技の確かさに息をのみました。
また白潟先生や藤林徳也先生のお人柄にも感銘を受けました。
ギャラリー凜 山田さんのコーディネートのおかげで
一つステップをあがらせていただきました。
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同じく5月末
大名古屋ビルヂング10Fトヨタすまいるライフ様で
リガーデンの講座を承りました。
準備にはかなり時間をかけました。
アンケートを読ませてもらいましたが
満足いただけたようでうれしく思いました。
また講座を取りまとめてくださる方々の
てきぱきとしたやりとりや当日の動きにも
学ぶところがありました。
講座はおもしろいですね。
教えるのは楽しいですし
今年も講座をやれたらと思います。
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個人的には8月から9月にかけて
家と庭のリフォームをしました。
なんていうのか
今までの流れを少し変えたいきもちがあったのかもしれません。
これから先どんな暮らし方がしたいのか
家族で話をしていたのがリフォームにつながりました。
庭のモデルとしても見てもらいたいです。
そしてアトリエ。
4年前大人気だった講座
鷲見先生の薬膳講座を開いていたアトリエをがらりと変えて
ミニキッチンをつけました。
もう少し変身させる予定です。
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今年は時間の使い方を工夫しました。
時間の使い方はよく考えます。
スケジューリングは大好きです。
振り返ると仕事のほかに
・家族とのゆっくりする時間
・友人との手仕事の時間
・憧れの藤森照信さんとその建築を追いかける時間
(藤森照信展のために水戸まで行きました!
その節はkoharuさんありがとう)
・グリーンウッドワークを通じて知り合った
ステキな人たちとの時間
あ、これがグリーンウッド(生木)で作った椅子です。
とても座りやすくて!
庭の仕事と家庭と自分の時間の振り分けは
日々の工夫でかなりこなれてきた気がします。
しないことをはっきりとさせたことで
したいことができる時間を持つことができました。
2. 2018年にやりたいこと
今年でingreenは16年目を迎えます。
次の10年を見ながら今年の一年を過ごしていきたいと思います。
今年力を入れるのは次の3つです。
■ みどりで街を美しくする
■ 茶庭を手掛けるための準備をする
■ しごととくらしの調和を実践し提案する
■ みどりで街を美しくする
庭を作り庭を手入れするという
今まで積み重ねてきた経験を大切にして
今年も作庭に力を入れていきます。
昨今は建築士さんからのご依頼も多くなりました。
美しいデザインを伴った持続的な庭つくりをしていきます。
個人邸や店舗の作庭をさらに広げ
公園や緑地帯などの
町の緑にもかかわっていきます。
これらを実践するための仕組みつくりもしていきます。
■ 茶庭を手掛けるための準備をする
ingreenは今、和の庭つくりに魅力を感じています。
とくに茶室の前を構成する茶庭にとても魅かれています。
規律の中にある自然と調和
ピンと張りつめた空気が美しいと思います。
茶道華道着物から学ぶことがとても楽しい。
お茶事の時間と空間の魅力。
これらから受け取ったことを手掛ける茶庭に移せるよう
今年は特に日本の文化に触れていきます。
学んだことはブログなどでアウトプットしていきます。
お楽しみにしてくださいね。
■ しごととくらしの調和を実践し提案する
ingreenが15年も続いたのは
庭つくりへの好奇心と向上心とともに
家庭を持ち2人の息子の子育てをしながら
自分の時間をどう使おうか工夫し続けてきたからだと思います。
工夫するのはもう趣味です。。
工夫したことをシェアしていきたいです。
講座なども。
と、長々と書いてしまいました。
いつもより固い感じの内容かもしれません。
この2年流れに任せて動いてきたところがあります。
それはそれで大切なかけがえのない時間でした。
今年は流れを見ながら
もう少し自ら舵をきるような気持ちでいます。
どうぞよろしくお願いいたします。